ヤギショーとはヤギショーの歴史を
ご紹介します

ヤギショーとは

大正元年当時の(株)ヤギショー。創業は明治ですが、江戸時代には地元の城主に飴を納めたり全国に飴を売り歩いていたとか。

昭和5年の京都の町に、しょうゆで炒った玄米入りのお茶を飲ませるお茶屋がありました。

ヤギショーは静岡県藤枝市を拠点とする、創業明治28年の玄米茶の老舗です。創業当時は神社に奉納する穀物のお菓子を作ったり穀物の粉を扱う作業を商売としていましたが、近所のお茶屋さんから「玄米茶を作ってみないか?」と提案されたことをきっかけに玄米茶の製造を始めました。提案してくださったお茶屋さんが京都の五条を歩き、とても良い香りに誘われて行ってみたところ、目に留まったお茶屋さんが、店先で鉄板に醤油を垂らし玄米をころがしながら炒ったものをお茶に入れて道行く人に飲ませていたことに面白味を感じ、「お米のことなら穀物を扱っているヤギショーに」と思ったため話をしてくださったそうです。
玄米茶の製法は時代と共に変わっていきますが、穀物にかける想い・情熱は現在も変わらず健在です。


そして時代は流れ、2011年3月11日、日本全土に恐怖を与えた東北地方太平洋沖地震が起こりました。過去、大正12年の関東震災の折、東京に救援物資を送っておりますが、今回も私たちヤギショーがなにか出来ることはないか?と社員皆で考えておりました。そんな時、東北のお茶屋さんが「東北では食糧不足でまだまだ大変だ、ヤギショーさんは穀物が得意だろう?保存食のアルファ化米をつくってくれないか?」と提案してくださり、「私たちヤギショーがお手伝いできることなら」と決断、2012年にお米を蒸して保存食とする『アルファ化米』の製造を開始しました。

「震災寄贈」の文字が書かれた大きな布袋。大正12年の関東大震災の折、東京に救援物質を送ったときに店先で撮影。


創業当時の玄米茶を始めたキッカケに近しいものも感じる中、お茶屋さんの提案と私たちで出来ること・お役に立てることを追求した結果、新商品のアルファ化米が完成いたしました。2014年より本格的にアルファ化米の生産を始めました。今後もより多くの方がヤギショーの商品をご利用頂ければ幸いです。